山口の伝統産業だった竹かごづくりを体験

 8月21日(日)に船坂里山学校で、船坂小学校跡施設管理運営委員会主催の「竹篭づくり体験会」が開催されました。山口町で昔、8割のお家が竹製品の生産を行っていたことをご存じでしょうか? 現在は産業としてはなくなってしまいましたが、昔はたくさんの竹製品が山口で作られていたようです。
 今回、竹製品の伝統を残すための活動をされている菊本先生に、竹篭のつくり方から、山口での竹製品の歴史などを詳しく教えていただきました。ご説明の中で特に皆さんの印象に残ったと思われるのが、竹から竹ひごを作り出すところです。筒状の竹に竹伐包丁を差し込み、割っていく工程を見せていたいている時には「おぉ~~」と唸るような声が参加者から上がっていました!

 実際竹篭をつくり上げるのは先生でも3~4日かかるとのことなので、体験する部分は途中までつくっていただいた籠の縁を固定する部分とニス塗りでした。ただ、この縁を竹ひごで巻いていく作業がかなり複雑で難しく、ほとんどの人が席を立って先生に何度も質問をしに行くほど夢中になっていました! 私も3度ほど聞いてしまいました…。

 みなさん「家に持って帰ったら何入れましょう?」「野菜かな?」「自分でコースターとかも作れたら面白いかも!」などおっしゃられていて、家に持って帰っても何年も続く楽しみがある体験をできるって貴重だなぁ、と思いました(^^)

(編集委員 西口 かおり)

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