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船坂住民数珠つなぎ 山岡賢治さん[一羊園]

 今回は9隣保内にある一羊園にお勤めの山岡賢治さんのご登場。一羊園にお訪ねしましたが、セキュリティは堅牢でしたd(>_・ )グッジョブ!。勤務中かつ急の予定でお話時間はいつもよりちょと短め。激務中でのインタビュー、本当にありがとうございました<(_ _)>。

― 一羊園の簡単な紹介をお願いします。
山)一羊園は、在宅での生活が難しくなった成人知的障がい者の方を受け入れ、生活全般の支援を行う施設です。46年前、「西宮市手をつなぐ育成会 (親の会)」の活動から「社会福祉法人一羊会」が設立されました。一羊園はその「一羊会」が開設して事業運営する施設です。

― 一羊園が開設されたのはいつ頃?
山)今の場所から少し下った場所で1977年に開設されました。現在、入所者は40名で、年齢層は30歳代~70歳代。従事者は約50名で船坂地域からも働きに来ていただきましたし、今も3名の方が働かれています。地域との繋がりは大切にしたいので有難いことだと思っています。

―入所者の方は主にどのように過ごされているんですか?
山)かなり以前は、有馬籠や名塩和紙を製作したり、外部の企業に働きに行っていたこともあったそうです。最近まではアルミ缶回収・リサイクル作業や除草等をしてもらっていましたが、高齢化が進んで作業自体が困難になっています。高齢化は今後の大きな問題の1つで、今は健康面を重視したウォーキングやマシントレーニングなどの健康維持活動がメインになっています。車いすの方でも元気にボール遊びをされています(笑)。また、時々はスタッフが数名の入所者と一緒に、車で公園に行ったり外食に行ったりします。毎年、下田地区の盆踊りにも参加させて頂いています。また昨年からですが、船坂マルシェにも出店させて頂いています。やっぱり園内よりも外に出たほうが入所者の方の反応が違います。表情がとっても良くなるんですよ。園のイベントでは内部向けのクリスマス会を毎年フルーツフラワー・パークで行ったり、外部向けの秋祭りでは園内で、たこ焼き・ゲーム・音楽イベントを催しています。ここ数年は平日開催でしたが、今年は土日開催を検討しています。

―山岡さんはいつから一羊園にお勤めですか? 印象深かった出来事や今後の夢は?
山)1999年に一羊園に来たのでちょうど20年になります。もう46歳になってしまいました(苦笑)。明石市出身で今は神戸市北区から通勤しています。印象に残るような抜きんでた出来事というより、むしろ日々の仕事の中で目にする何気ない出来事にハッとしたりホッとするような場合が多いですね。ただ、以前一羊園に入所していた方が別の介護施設に移られた後、一羊園のことを懐かしく思われてよく喋っていた・一羊園の園歌をよく歌われていた、という話を耳にした時は、何とも言えない気持ちが湧いてきて嬉しかったです。夢としては、入所者の方がこの船坂の地域で活き活きと暮らし続けることです。見かけられたら、ぜひ声を掛けてください。

(インタビュアー:中西 学)


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