船坂住民数珠つなぎ 善見育弘さん

今回は船坂川向こうで庭のドッグランが目を引く御宅の善見育弘(ヨシミヤスヒロ)さんから話をお聞きしました。初対面にも関わらずたくさんお話しいただいて感謝しきりでございます<(_ _)>

―船坂にお住まいされたのは何年頃ですか?
善)平成20年からなので13年ほど経ちました。生まれも育ちも尼崎で中高時代は野球、大学時代は東京でしたがその頃からゴルフを始め、帰省した時は西宮高原ゴルフ倶楽部を訪れていました。そこで多くの船坂在住スタッフの方々と交流が始まりました。
 40年ほど前の話ですが下田にお住いの宮里清さんのバイクの後ろに乗って、ゴルフ場内の山にマツタケ狩りに連れて行ってもらったこともあります(笑)

―若い時から船坂になじみがあったんですね。
善)なので、ゆくゆくは船坂に住みたいと思っていました。高知の田舎で暮らす義父母と同居を見据え、都会の密集地より住みやすいはずと考えたんですが、旧知の人がいないのと船坂の冬の寒さに耐えられなくて、結局同居はかないませんでした(苦笑)。
 今は妻と愛犬2匹との4人?暮らしで、妻も船坂ターフ会(ゴルフ)への参加で地域の方々との交流が増えましたし、犬も庭で機嫌よく走ったりします。船坂は空気がきれいで風が気持ちよく、夜は星が大きく見えるし、人も良い方ばかりでいいことばかりです。家の中に猿が入ってきてバナナを盗られたり、収穫予定のイチゴが全て食べられた時は本当に驚きましたが…(笑)。
 唯一の悩みは家に面する市道の山100号線が未舗装、かつ大雨が降ると土石流で通行止めになることです。拳や頭ぐらいの大きさの石が落ちてきて、今まででに車のタイヤが3回もバーストしました。一度体調が悪くなり119番したのですが、道路に覆い被さった樹木で救急車が入ってくることが出来ず、困りました。万が一の時に緊急車両も家の前までは来れないのは不安ですね。それが悩みの種です。

―今も仕事をされているのですか?
善)自営の不動産業なので、66歳の今でも現役で働いています。船坂でいえば平成28年に、すじかま近くにある鯉塚橋の南側、県道と船坂川との間に県の「県民まちなみ緑化事業」を利用して桜・やまぼうし・シバザクラを植えました。また、NPO兵庫空き家相談センターを平成27年に立ち上げ、各種相談会やセミナー活動等も行っています。
 船坂でも空き家問題はごく身近な問題ですが、自然豊かな船坂は子育て世代に住んでもらいたい地域なので、農業体験できる宿泊施設などができれば、地域活性化につながる気がします。自然に恵まれたのどかな田園・里山に相応しい人の移住を歓迎しています。

(インタビュアー:中西 学)

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