船坂公園のあれこれ

先月の新聞編集会議で、船坂公園のブランコが新しくなっているかも、という話があり、確かめるべく久しぶりに船坂公園へ行きました。
二等辺三角のような地形をした公園へ足を踏み入れると、変わらない公園の景観が目の前に現れます。
話題に上がっていたように、確かにブランコのチェーンと座板は新しくなっており、柱も塗装されていて、きれいなブランコがそこにはありました!

実は私は公園などを扱う仕事をしており、少しだけ踏み込んだ話をさせていただきます。

公共施設の維持管理にはコストがかかりますが、たくさんある施設を更新するのは財政上難しく、計画的に対策する必要があります。今回ブランコがきれいになったのは、遊具を含めた公園施設を安全・安心に利用することができるよう、まず、可動する遊具であるブランコなどに予算をつけて安全性を確保しようというものだと思われます。
ちなみに、ブランコで安全に遊んでもらうために、境界柵という柵を設置するのですが、利用率と場所柄もあってここには設置されていません。
ただ、今回の様にきれいになった遊具で子どもたちは安心して遊べるはずです(^^)

また、この公園ができるときに携われた方を知っているので、少し当時のことを聞いてみると、整備当時は、敷地の高さや形状は今のようになっていて、特に造成などは必要なく、とにかく広場を設置するように要望があったようです。ブランコ・鉄棒・スプリング遊具・砂場といった遊具や休憩所を設置していますが、それらの施設はおそらく当時(平成三年頃)からあるものだとか。

そもそも、どうして畑の真ん中に公園が設置されたのか、それは分かりませんでした。石碑には「西宮北有料道路開通記念事業 平成三年三月」と記されているので、もしかしたら道路用地との換地が行われたのかもしれませんが。前記の方に聞いてみると、石碑自体は公園の施設などを整備する前からこの敷地にあったようです(石碑の位置は整備時に今の場所に移動したとのこと)。

おそらく地域の方は整備前からご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますので、もし知っている方などいたらこの記事の補足として、当時のことなど教えていただきたいものです。

(編集委員 西口 かおり)

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