「 てくてく 」一覧

ネット向けロングバージョン 新年の 迎え支度や 注連縄づくり …字余り(^-^;

 ようやく船坂らしい寒さになり、朝方は雪もちらついた令和6年12月22日の日曜日。山王神社と船坂自治会による注連縄作りが行われました。

 9時前に山王神社を訪ねたところ、既に社務所前には積みあがった大量の藁束に藁切り、木槌が置かれ、社務所内もビニールシートが敷かれていて準備万全の状態。9時になり総勢およそ18名での注連縄づくりが開始。
 まずは皆が木槌で藁束をたたいて柔らかくします。次に束内の小くずを荒く取って根元を切り揃えた後、社務所に搬入。全員で全ての藁束から改めてくず藁を綺麗に取り除いていきます。けっこう細かくて大変な作業です。ある程度進んだ後、縄を結う組と引き続き藁を整える組に分かれ、注連縄結いが始まりました。

 必要な注連縄はまず山王神社の鳥居340cm2本(予備1含む)、本殿の外280cm1本、本殿の内と手洗場135cm2本、小宮95cm1本。加えて稲荷神社180cm1本。秋葉神社80cm1本で合計8本・1585cmとかなりの数。これはむっちゃ大変です(^-^;。

 注連縄は、まず藁束の端を止め、その藁を3束に分け(あるいはそこに別の2束をつなぎ止め)、うち2束をそれぞれ右巻きに捻じって藁を足しもって縄にしていきながら、その縄同士を左上の巻きつけで編み込んでいって太くしていきます。必要な長さまで編まれたらその端を止め、残っていた1束を同じように縄にしつつ、太い縄に編み込んでいって端まで作って止めれば完成。………稚拙な文章でイメージが全くわかないと思いますが、注連縄作りの伝承を考えている方のお役に少しでも立つことになれば嬉しい限りです<(_ _)>。

 私は昼前にはお暇しましたが、午後3時にはすべての注連縄ができた模様。令和7年を迎えて各神社に参られたとき、新しくなった注連縄を気にかけていただけたら関係者の努力が報われることと思いますので、ぜひいちど注連縄に目を向けてくださいませ♪

(編集長 中西 学)


add_theme_support('menus');