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三年ぶりの秋祭り

 10月23日(日)3年ぶりに船坂の三大行事の一つ、山王神社の秋の祭礼が行なわれました。お天気に恵まれ、秋らしい高い青空の下、朝から法被に身を包み、沢山の方が参加されました。
 3年前に初お目見えした台車付きのお神輿は今年二度目の登場で、子供神輿と共に8時半ごろ公会堂から山王神社へと移動して行きました。神主様による祝詞のご奏上、お神輿への入魂、ご祈祷を経て、いつものコースへ繰り出しました。

 10時ごろには気温も上がり、台車が付いたとはいうものの、坂ばかりの船坂でのお神輿巡行は一筋縄では行かないようで、5班から10班にかけての長い坂の後は休憩所に付くなり座り込まれる曳き手さんもおられました。子供神輿の方は、主に善照学園の10数名の中高生が担いでおられ、後ろに小学生が紐を持ちながら付いて行っていました。いつもながらお神輿巡行は小学生が一番楽しそうでした。
 今年も10班の休憩所では、各氏の御神燈が、ずらりと飾りつけられ、お祭りの雰囲気を盛り上げていました。

 御神輿はお昼過ぎに無事巡行を終え、14時から神社の境内で餅撒きが行われました。透明袋に入った紅白セットのお餅が、社務所の屋根の上から撒かれます。幾つかにはお餅と共に当たり券が入っているとの事でした。ジャンプして沢山キャッチしていた中学生もあり、「16個取れたけど、全部は食べられないから周りの人に貰ってもらったよ。取るのが面白い!」と言っていました。因みに16個中、当たり券はゼロだったそうです。

 感染対策を行っての秋祭りで、マスク着用ではありましたが、久しぶりに地域の賑わいが見られました。唯一残念だったのが、おでんを始め、青愛協さんや善照学園さんの出店が無かったことでした。こちらはコロナが収まりきっていない中、やむを得ない事と思います。

 今年も無事、秋祭りが終わりました。翌日は肌寒く秋の終わりを感じる日でありました。関係者の皆様ありがとうございました。

(編集委員 塩貝聖子)


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