JA兵庫六甲船坂出張所の閉鎖を聞いたのは、確か今から4年と半年ぐらい前だったと記憶しています。この先どうなるんだろう? と不安に思っていた船坂の住民も多かったと思いますが、閉鎖の対応として週2回限定ではあるものの、移動金融店舗の運行が開始されることになり、実際に2020年3月31日の火曜日から運行されました。
ところが、その移動金融店舗も運航が停止することを2023年の8月に通知され、約4年という短い(長い?)期間で運行が終了することとなりました。ATMや金融窓口まで行けない方々にとっては再び「この先どうなるんだろう?」と考えたくない思いが浮上してきた感じです。
8月の通知に「くらしの相談員の訪問活動等で対応させていただくとともに、近隣支店のATMや金融窓口のご利用をお願いいたします」とありますので、「くらしの相談員の訪問活動等で対応」が非常に気になるところですが、この原稿を書いている1月末時点では、
・8月の通知内容から大きな進展はない。
・金融手続きについては、事前に「くらしの相談員」に電話連絡して、詳細を確認したほうがいい
・人事異動で「くらしの相談員」も4月から変わる可能性はある。
といった内容しか確認できませんでした。
阪急バス便の減少、JAの対応縮小など。船坂地域の衰退が目に見える状況の中、「まぁしゃあないな」の雰囲気が広がっているように感じているのは私だけでしょうか……。
(編集長 中西 学)