2班内にあるピザ&カフェ「CHIKUWA」(定休日:火曜・第4水曜)とお料理教室「CHIKUWA with kitchen」(予約制:月・水・木・金)。今回はお料理教室担当の横山道子さんにお話をお聞きしました。道子さんは95号に登場いただいた有原孝行さんの娘さんで、今は「CHIKUWA」担当のご主人、横山伸之さんと4歳の息子さんと仲睦まじく船坂暮らしされてます(^_^)
―小さいころ、船坂方面にはたまに来られてたとか?
横)昔、船坂にあったプール・アイススケート場には遊びにきていました。父も話してましたが、家族で蓬莱峡付近で川遊びもしたり。ある時イノシシがでてきて、慌てた父が幼い私を抱いて川を渡って逃げようとした時に転んだ事が、なぜか記憶に残っています(笑)。
―船坂に引っ越してきたのはいつ頃?
横)私は三姉妹の末っ子で、まだ小学生でした。5年生で生瀬小学校から転校してきましたが、最初、船坂小学校に来たときはとても”こじんまり”としていたので、びっくりしました(笑)。でもすぐに友達もできてすごく楽しかったですね。山口中学校・県立西宮高校と進み、2年生の時には「この進路しかない」と思い、国立清水海上技術短期大学校に進学しました。
―……ごめんなさい。そこは何をする学校なんですか(汗)?
横)船舶調理師の免許が取れる学校です。小さいころからスイミングスクールにほぼ毎日通うほど泳ぐことが好きなんです。あと、小学生の時にケーキの本を買ってもらったことがきっかけで料理好きになったんですが、料理以外のことはしたくなかったんで家政科とかはダメ、専門学校は学費が高いのでダメ、といろいろ考えて決めました。
―卒業後はどこかの船の調理師に?
横)学生時代のアルバイトで宮崎~神戸間のフェリーの調理師になりました。ただ、実際に働いてみて判ったんですが、調理以外の時間が長すぎて何もすることがないんですよ(苦笑)。私、忙しいのが好きらしくてその時間が本当にもったいなくて…。結局、某大手お料理教室に就職しましたが、当時始まったばかりの仕事だったので、各スタジオのオープン企画・営業もするようになって各地に転勤、猛烈に忙しい日々を過ごしてました。
―なぜ、船坂で自分のお店を開くことに?
横)将来的には夫も私も自営したかったんですね。で、妊娠後の産休・育休をきっかけに仕事を退職しました。夢は「海の近くのペンション」でしたが、年間通じて活動していけるのは自然豊かな山側と考えて、故郷の船坂が浮かんだんです。そこから船坂で必死に(笑)土地を探して、約5年前に船坂に戻ってきたんです。
―これからの目標ってなんですか?
横)今年の7月に、有馬でスタンドカフェをオープンさせました。でも、今まで自分のことでガンバってきたので、これからは「何かしてみたいけど…」という人をお手伝い・サポートできたらいいなと考えてます。今までつちかってきた営業のノウハウを生かすことができればいいんですけど(笑)。
(インタビュアー:中西 学)