今回は、1・2班近くにあるスリランカ料理店「リトル ランカ」のオーナー、ジャヤコディ・シャンタさんのご登場。写真は今年3月から働いているディリップさんにご協力いただきました。ディリップさんに感謝です(^▽^)/Thanks♪
―まずはお店のことを教えてください。
シ)船坂で開店して3年目です。あっという間ですね(笑)。営業は11時~15時(ラストオーダーは14:30)と17時~21時(ラストオーダーは20:30)で、毎週木曜日と第三水曜日がお休み。ただ、年に一回はスリランカに帰りますので、その時は2週間ほどお休みです。
―スリランカ時代のことを聞かせてください。
シ)都会でなく田舎で育ちました。4人兄弟で両親は教師です。子どものころの日本の印象はサムライ・ニンジャ・スモウ。そうそう。テレビで「おしん」(NHK連続テレビ小説の一作)が放送されていましたよ。あと、授業で教わった広島の原爆のことはすごく心に残りました。21歳でホテルの学校に通い、ホテル全般業務のなかでシェフのライセンスも習得しました。卒業後はドバイのアメリカンホテルでシェフの仕事をしていました。
―日本に来るきっかけは?
シ)広島のスリランカ料理店が、スリランカでスタッフを募集していました。それを知って応募したところ運よく採用されて、日本で勤めることになったんです。それまで日本で暮らすことなんて全く考えたこともなかったのに…、人生は本当に不思議なものです(笑)。8年前に来日しましたが、日本で暮らす初めての地が、小さい時に強く印象に残った広島だったことには、ちょっと運命的なものを感じました。
―実際に暮らし始めてからの日本の印象はどうでしたか?
シ)まず「平和な国だ」という印象が一番。それに日本の人は朝も夜も、暑いときも寒い時も、頑張る人が多いなぁと感じました。あと、スリランカは一年通じて温暖なので、やっぱり冬の印象が強かったですね。寒いのはやっぱり苦手です(苦笑)。雪にも驚いたし、しもやけになったときは本当にビックリしましたね(笑)。
―衝撃の初体験ですね(笑)。船坂のことはいつ知ったんですか?
シ)広島から関西に移った時は、奈良や神戸で仕事をしていました。神戸では小中高一貫のインターナショナル・スクールで働きましたが、とても働きやすかったです(笑)。その頃に自分の店を持とうと店舗物件を探していた時、初めて船坂を知ったんです。今もそうですが、お店を始めた当初は本当に近所の方々にお世話になりました。私は日本が好きなので、今は忙しくて暇がありませんが、船坂はもちろん、日本のことをもっと知りたいと思っています。
(インタビュアー 中西 学)