船坂は元気なお年寄り……じゃない（汗）、先達の方々が目立っていますが、若い人がいないわけじゃありません。今回はそのお一人、５・１０班近くの山川紋加（あやか）さん・２３歳のご登場。現在、有馬にあるスタンドカフェの店長として一人で働かれていて、このインタビューも閉店後の夜９時からスタート。
お疲れのところ、本当にありがとうございました(≧≦)ｺﾞﾒﾝﾖ‐!

―山川さんの学年は船坂でも人数が多いほうでしたよね？
山）船小卒業が１１、２年前で、既に子どもの数も少なくて複式学級も多かったですけど、私の年代は笑加（えみか。双子の妹さん）もあわせて地元だけで１１人いたから、私たちは複式学級の経験がありませんでした（笑）。保育園は生瀬で、当時船坂はタクシー通園でしたけど、人数が多いから２台でてましたね。運転手さんがすごく楽しい人で、とっても良くしてくれたことを覚えてます。

―小学校時代、印象に残ってることはありますか？
山）国語の本読みで、私が読んだ後、次の人を私が指名するんですが、読みたがってる子がしきりに自分を指名させようとはしゃいでたんで、その子を指名したんです。そしたら後で先生にすごく叱られました。その時は「なんで怒られなあかんの？」と思いましたけど、私は当時から引っ込み思案だったんで、今思えば「人に流されちゃイケない・自分を持ちなさい」ということを教えようとしてくれたのかなぁと思っています。あと、小学校のジュニアスポーツでほとんどの子がバレーボールをしてましたけど、私はしなかったんです。なのに山口中学ではバレーボール部に入部してました（笑）。

―高校時代はどんなことをしてましたか？
山）高校は甲山高校です。すでにやまなみバスはありましたが、船坂が雪でバスが動かない時でも、南側は運行することが多かったので、よく友達に「ズルい」と言われました（苦笑）。クラブは入らず帰宅部でしたけど、友達とカラオケ・ゲームセンターとか西宮ガーデンズに行ったり、アルバイトをしたり友達の家にも遊びに行ったり、普通に女子高生してましたよ（笑）。

―今はどんな生活を過ごされてますか？
山）今は通信制の大学で勉強してます。私って小学生のころと変わらず引っ込み思案のままだし、何かに熱中したこともないし、自分の意見を言うことも苦手なんです。だから店長の話をいただいた時は正直、無理だと思いましたけど、「一生懸命にならないとわからない」こともあるんじゃないかと思って引き受けました。以前の私では本当に考えられないことですけど、私からお客さんに話かけたりして何とか頑張ってます（笑）。今はお仕事はもちろんですが大学の卒業も目指して、一歩ずつ前に進んでいきます。

（インタビュアー：中西　学）