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船坂住民数珠つなぎ 明柴聡史さん

20150702船新記事(数珠つなぎ明柴聰史さん) 画像加工HP用
※当然ながら明柴さんは一番右側です(^_^;)

今回は、善照学園の明柴聰史(あけしばさとし)さんのご登場。明柴さんは船坂住まいではないですが、学園の子どもは”地域の子ども”。だったら職員さんは”その親”ということで、数珠つなぎは全然OKなのです(^_^)v

―簡単に自己紹介いただけますか?

明)生まれは明石市の海辺育ち。大学卒業後は保育所保育士として働いてましたが、大学時代の恩師と松本園長が懇意で、その縁で8年前からここで勤めています。既婚で子どもは2人、住まいは神戸の上津台ですが、ほとんど学園に住んでる状態です(笑)。

-現在の学園の状態はどのようなものですか?

明)学園内には幼児10人、小学生24人、中学生20人、高校生11人が住んでいます。職員は22名。あと、船坂地域内に一軒家を借りて幼児6人がグループホーム形式で住んでいます。山口町香花園にもグループホームがあり、そちらは小・中・高の男子6人です。グループホームは子どもの自立・発達・自己実現をめざし、より一般の家庭に近づけた小規模な生活環境を意識した仕組みですが、学園自体も数年前から、また去年の建替えを機にそういう形態に変わってきました。以前は同年代の子どもだけで集団行動、大部屋での共同生活でしたが、今は幼児を除く小学~高校までの子どもたちは、各自が部屋を持ちつつ、担当職員のもとで共同生活していて、それが複数ある状態を目指しています。職員を親として、歳の離れた兄弟姉妹がいる家が数件、隣り合ってる感じ、でしょうか。

―船坂の印象はどうですか? また、船小廃校前後で何か変わりましたか?

明)山の自然があふれていて素敵ですね。あと、他の地域では地域行事に参加させてもらえないなど、地域と反目しているところも正直あるのですが、船坂では学園の存在が充分認識されていてそういうことがないので、本当にありがたいと思っています。山口小学校に変わってからは大人数での社会生活の意識が生まれ、自立・発達がすすんだと思います。その反面、船坂地域との交流が少なくなり、地域と疎遠になりつつあるのが問題と思っています。

―日々お忙しいんじゃないですか?

明)そうですね。目につかないところで、子どもたちが家に戻れるかどうか判断するための保護者宅への訪問、話合いに行政・学校との調整があったり、学園を退所したあとの支援でも訪問・調整等があるので、職員全員が忙しいです。

―そういうなかで、嬉しいことはありますか。

明)無事に退所した子どもたちが、職員に会いに来てくれた時は、やっぱり嬉しいです。あと、退所した子どもの保護者が子育てなどに悩んで相談に来てくれたときですね。以前は相談すらできない親が、子どもを預けざるをえない状態から、改善され一般的な保護者の姿になってくれたわけですから、嬉しい限りです。嬉しいこと、楽しい事にあふれています。

今後とも善照学園をよろしくお願い致します。

(インタビュアー:中西学)


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