「鎌倉初期(1192年)、有馬温泉を復興した仁西上人が、温泉の湯舟の板をこの地で求めたことから、 舟坂(船坂)という地名が始まったといわれているが、これはあくまで伝説であって、船坂という地名 が文献に出てくるのはそれより以降の室町時代である。(山口村誌)」
※阪急バスのバス停には、今も「舟坂」「舟坂橋」「舟坂東」と表示されている。
※「舟坂」と書かれたのは、江戸時代までで、おそらく明治時代になってから「船坂」と書くようになったものと思われる。明治5年12月創立の船坂小学校の卒業証書に、「舟本小学校」と記述があので、おそらく「船坂」という文字が使われるようになったのは、明治になってからであろう。