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“ふなご”とは…

船坂には、正月4日に善照寺へ薪を一束二握り、戦後から?はお金で500円を奉納する行事があった。この行事もなくなって数年になる。
地方によっては”ふなご”と呼ぶ地域もあるが、一般には”ほなが(穂長)”と呼ばれていると広辞苑には載っている。
正月、初山入りをした際、今年も宜しくと山の神にお願いをして薪を採取する。その際、普通の薪より長く切る(それで”穂長”)。この薪は5月田植えの際の飯を炊く薪として使用される。
船坂では、先祖を祀る菩提寺(善照寺)の先祖供養の灯明代として、その一部を奉納するようになったのではないか。
別に”ふなご”は”舟護”、舟坂の過去・現世・未来を護っていただく灯明代としての意味もあったのではないかと推察したい。

(投稿 与志朗)


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