船坂住民数珠つなぎ 坂本幸隆さん

20121124船坂新聞住民数珠つなぎ坂本幸隆さん画像

今月は船坂消防団の団長で、スポーツクラブ21船坂の副会長でもある坂本幸隆(よしたか)さんのご登場。その幸隆さん、何か切実な思いがあるようです…。

―皆さんにぜひ伝えたいことがあるとのことですが。

坂)若手の消防団員を真剣に集めていかなあかんと思ってます。現在、団員は19名。消防団の基準は定員20名でポンプ車1台なので、実際には欠員が出てるんです。年齢層も20~30代前半は3,4人しかいないので、世代交代も考えて是非若い人に入って欲しい。それで入団の声掛けをしてますが、市内居住が必要なのでこれから就職する人には着任先の関係(=市外居住の可能性)があるので声をかけづらい。昔は親が消防団に入っていて、自然な流れでその子も消防団員になったりしていたけど、時代の流れで意識も変わってきたし、会社勤めも多くなって一つ返事で入団することがなくなりました。なので限られた船坂地区のなかでの声掛けに大変苦しんでいるのが実態です。

―入団の条件はどんなものでしょうか。

西宮市内居住で18歳以上55歳までの健常な人。準公務員扱いになるけど、あくまでボランティアとしての活動になります。女性分団員は西宮市は現在募集してませんが、もし入団希望があったら市の検討になります(他市では広報等限定で女性分団員がいます)。

―消防団は主にどういう活動をするんでしょうか。

春・秋の防火週間と年末特別警戒(12/26~31)の時には夜間に交代で船坂地区の巡回・広報をポンプ車でやります。また、月に2回(土か日)、消防資機材点検や放水訓練をするけど、船坂は3班体制で1ケ月毎に行うので、実際は3か月で2回のペースで訓練することになります。あと、西宮市の消防操法大会が5年に一度行われるけど、その時は大会に向けての訓練が入りますね。

有事の時は各団員に携帯電話等で連絡が入り、出動できる団員が集まって出動しますが、有事対応はあくまで消防署であって、分団は応援の立場で活動をすることになるんです。また、火災以外の災害(土砂崩れ・河川の決壊・行方不明者捜索)も対応することがあります。

―災害がまず起きないだろうといって分団を無くしていいということではないですよね。震災の例で、消防署でカバーできないこともあり得ますし。

地域住民自身の手で地域を守る・自分たちの生命財産を守るという認識と行動・ボランティア意識は必要だと思います。

船坂に住む若い人やここに引っ越されてきた人はもちろん、入団できます。同時期に数人入ってくれたら同期生いうことで気後れなくワイワイガヤガヤできると思うんやけどねぇ……。

参考:西宮市消防団ホームページ

http://www.nishi.or.jp/homepage/syobo/syouboudan/dantop.html

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