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編集委員日記 突破編!(薬科大グラウンドが今は…)ネット仕様長文編

 145号(R2年10月号)記事「突撃!!編集委員日記 ~撃沈版~」で、以前に船坂のソフトボール大会で利用していた薬科大グラウンドの現状を伝えましたが、「撃沈版」とあるように誰がどう使っているのかよく判っていません(;^_^。ということで今回、決死の覚悟で連絡をとり取材に成功しました。突破!です(^_^)。

 今、グラウンドにはピッチャーマウンドもブルペンも、錆がつきまくっていた転圧ローラーの姿はみじんもありません。代わりにいくつものLED照明灯に芝生がしきつめられたサッカー場と、その奥にはテント布地で覆われた、見た目サッカー場の3分の1はありそうな大きな建物がありました。その横にはアイボリー色の平屋建物と、形状の異なる赤橙色が印象的な建物が並んでいます。加えて20~30台は停められそうな駐車場と進入用スロープも設置されていました。これらの光景を目にしたときは本当に驚いて、一人なのに「何やこれは?」と思わず声をだしてしまったほど(;^_^。
 大きな建物の側面には真紅色で「SWH西宮Futsal Club」の文字が、その隣のアイボリー色の建物には「SWH西宮スポーツ学習塾」の文字が見えます。今回は「SWH西宮スポーツ学習塾」代表の児玉磨(こだまおさむ)さんに取材させていただきました(取材内容は全てR2年10月時点)。

 おおもとの運営主体は「一般社団法人SWH Futsal Club」(児玉さんはこの法人の代表理事の一人でもあります)で、そのもとにサッカーのコンパクト版ともいえるスポーツ、「フットサル」の(男・女)社会人チーム「SWH 西宮Futsal Club(フットサルクラブ)」の活動と、自然体験や日常学習で培われる基礎学力に、サッカーを通して習得する論理的思考を兼ね備えることを主眼とした「SWH西宮スポーツ学習塾」の活動が、ここ船坂で行われています。

 SWH Futsal Club HP:https://www.swh.or.jp/

 運営主体が薬科大グラウンドの利用を検討開始したのが約2,3年前。R1年の9月にグラウンドの整備工事が始まり、R2年4月には工事がほぼ完了しました(整備工事時の荒れ果てたグラウンドにイノシシの骨が見つかった時は皆、驚かれたそうです…(;^_^。

 SWH西宮フットサルクラブは、男子チームが『関西フットサル1部リーグ』に、女子チームが『日本女子フットサルリーグ』に所属しており、「日本で一番強いえぇチーム」を目指して日々練習を行い、リーグ戦を戦っています。
 ここ船坂グラウンドをチームの活動拠点(ホーム)として、男女チームがローテーションで平日20~22時の間で練習、土日に遠征・試合等が行われています。選手の皆さんは車で船坂に来られるので、広い駐車場スペースも納得です。テント布地の大きな建物はフットサルの屋内コート。屋根は開放も出来、夏の暑い日は側面も開放して風通し良く出来る仕様になっています。赤橙色が印象的な建物は、チームのクラブハウスとして利用されています。

 SWH西宮フットサルクラブHP:https://www.swh2003.com/

 SWH西宮スポーツ学習塾は、「サッカーも勉強も本気でする!」のキャッチフレーズ通り、前半学習・後半サッカー練習を基調として、小学4年生以下を対象にした文武両道の学習塾。
 新型コロナの影響で4月開校が6月にずれ込んだものの、現在の生徒数は4年生3人、2年生と1年生が各2人、幼稚園生が1人。それにサッカーのみ受けている2人の計10人。「日常学習が大切」との観点から受講日は平日の16時30分~19時30分(土日に他の自分時間を楽しんでもらうため)。西宮・芦屋・尼崎から来られていて、送迎バスも用意されています。
 各種コースの時間割があり、体験学習も随時受付されており、講師は学習担当1名、サッカー担当2名で、緑あふれる環境のなか、子どもたちが「あ~楽しかった!」と体感できるプログラミングのもと、相互協力して指導されています。サッカーは芝生のグラウンドで練習でき、ナイター設備もある優れもの。雨天時にはフットサル屋内コートも使用でき、サッカーはまだ難しい小さい子ども向けのスポーツ道具もあります。
 「一度、体験学習で実際にこの環境を見てもらえれば、きっと気に入ってもらえると思います」とのこと。

 SWH西宮スポーツ学習塾HP:https://school.swh.or.jp/

「ここに拠点を作って困ったことはないですか?」とお聞きしたところ、「草の伸びがすごくて草刈りが大変ですけど、私たちが考える子どもの学習環境としてここ船坂は本当に理想的で、プラス面の方が断然大きいです。新型コロナの影響でまだ実現していませんが、今後は船坂の方々とも交流・親睦をぜひはかっていきたいです」とおっしゃっていただきました(^_^)。

 旧薬科大グラウンドは「SWHフットサルクラブ」の本拠地として新しく生まれ変わっていて、今後まずます発展していくぞという想いが感じられました

(編集長:中西 学)


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