今年も恒例のお味噌作り講習会が行われました。５年目を迎えるこの講習会は毎年人気で、今年も１/２５(土)、２/２（日）、２/１５(土)の３回開催されましたが、１月初旬に伺った時には満席となっておりました。人気の秘訣は材料、丁寧な説明、美味しい試食会、１０ヵ月後のご褒美！　と言った所でしょうか。
　材料は、船坂里山工房製船坂米の米糀、兵庫県産の大豆。部屋に入るなり炊いた大豆の甘い香りがしていました。説明は丁寧で、また、熟練のスタッフさんが各組を回って、状態を見たり、和やかにお話しながら進んで行きます。他のイベントもなのですが、丁寧な優しい雰囲気がしていて、そこにいつも船坂を感じます。
　講習会では、既に大豆を十分な柔らかさに炊いてあるので（本当はそこまでが大変ですよね･･･）、大豆を潰し、糀とお塩を混ぜ、お団子にして、容器にぶつけるように空気を抜きながら詰め、重しをして密封するのが大まかな手順になります。
　実は今年は私も会社の方にお勧めし、２組の｢パパ＆２歳児さん｣が参加して下さいました。２歳児さん達は、潰した大豆をお団子にする所が楽しかったそうです。子供ってお団子にしたり、容器にぶっつけたり大好きですものね。最後はパパさん達が綺麗に鷹の爪を並べ、ふり塩の後、ラップで密封し、重しを載せて、美しく完成されていました。
　その後、試食会では、昨年仕込みのお味噌を使った豚汁が振舞われました。（取材のみの私まで頂きました）。工房で仕込まれたお味噌は、倍糀なので少し甘め、船坂ランチでも使用されて好評です。２歳児さんも｢おいしいね～｣の連続。写真のように子供さん用にスプーンを用意してありました。心遣いですね。
　試食会中は、参加者の皆さん各々全組にスタッフの方が声をかけて、お話されていました。皆さん、１０ヶ月後が楽しみな様子。自分の手作り味噌は格別ですよね。
　美味しいお味噌になりますように！

（編集委員　塩貝 聖子）