今回は、船坂の利用者も多くお世話になっている”介護老人保健施設 ふるさとの家”で事務長をされている六反田修平さんから話をお聞きしました。とてもほがらかで大きい声の快活な方。年齢をお聞きすると30代とのことで「あぁ。若いっていいなぁ……」とジジイはしみじみ思ってしまいました、ハイ(^_^;。
―ご出身はどちらですか?
六)大阪の豊中市です。阪急宝塚線の服部天神駅付近のいかにも下町で賑やかなところで育ちました。でもヤンチャなわけでもなく、小学生の頃は電車が好きで青春18きっぷで行けるところまであちこち旅をしていましたね。
―えっ? 小学生でですか?
六)はい。小学3年生の時にきっぷの利用範囲を最大限使って下関や出雲や松山なんかに行きました。海や山が近い田舎で単線の路線で風景を見たりするのが好きでしたね。でも中学生の頃にはもう電車に興味がなくなっていたのが不思議です(笑)。あと、柔道は小学2年生から専門学校時代までやっていました。こちらは「しんどいなぁ。やめたいなぁ」とずっと思いながら続けていました。高校時代には休部だった柔道部を2人で再開させて、卒業時には部員も10人ほどになったのに、それでもなぜか「しんどい・やめたい」という思いをずっと持っていましたね(苦笑)。
―専門学校はどういう系統の学校でしたか?
六)国家資格になる柔道整復師の専門学校です。その時に病院でリハビリ部門のアルバイトをして、お年寄りの方々と接することになったのが、この分野で働こうと考えるきっかけになったんです。卒業後資格取得して、有料老人ホームに就職し機能訓練指導員という職種で社会人スタートしました。
―ずっと実家暮らしされてるんですか?
六)実家から通えるんですけど、やっぱり独立したくて一人暮らしを始めました(苦笑)。3年後に特別養護老人ホームに転職してリハビリを担当してましたが、しばらくして事務方の仕事を薦められ、不安はありましたけど「期待に応えたい」との思いから全く畑違いの仕事に飛び込みました。採用や面接、看護師・リハビリ担当・栄養士間の業務調整など、色んなことを経験できました。そこで裏方としてもっと現場で働く人を支える立場で活躍したいと感じ、2022年4月にふるさとの家に転職、今年の1月から事務長を務めています。
―どのような仕事をされていますか?
六)経験してきた業務に加えて、経理に行政対応に営業活動など、本当に多種多様です。今は40分ほどかけて車通勤しているので帰宅時に好きなお酒が飲みに行けないのがツライところ(苦笑)ですが、船坂は時の流れがゆっくりしていて温かみが感じられて、良いところで働いてるなぁ…と、日々感じて仕事に励んでいます。
(インタビュアー:中西 学)