令和7年4月12日、善照寺の檀家が集まって「永代経」が午後2時から行われました。ただ、「永代経」の言葉を初めて耳にするほど仏様から縁遠い罰当たりのくせになぜか今年度から寺総代になったような輩が、このありがた~い法要の詳細をお伝えするのは正直、無理。なので寺総代とは一体どんなことをするのか、裏方話を少しでもお伝えできればと思っています(新米総代が無知のまま書いているので過ちがきっとたくさんあります。ご容赦ください)。
午後1時に檀家各班の総代が集合。ただ私が来た時には既に椅子が並べられていて新米は恐縮至極(^-^;。今年度改選された総代の名簿や最新の檀家名簿などを副総代や会計からいただきつつ、受付段取りを皆で打合せ。今回は永代経志納金と修繕積立金を徴収。年間では他に報恩講志納金や本山経常費など各種あり、それらをつつがなく徴収するのも寺総代の役割の一つのようです。
1時半頃から檀家衆が徐々に来院。「帰らずこのまま法要していきましょうよ~」と受付しつつお誘い。その甲斐あってか会場は学園の先生方も加わって満席状態。経本の「勤行集」を希望者に配布など。
2時になって筆頭総代が鐘をついたのを機に、私にとっては未知なる行事がはじまりました。ご住職お2人がナンマンダブで聞き馴染みのある正信偈(しょうしんげ)を唱えられている間、列席者は順番にご焼香をあげていきます。自分の番が来て焼香をあげた後は「勤行集」に目をやってもどこを唱えているのか判らなくて最後までムニャムニャムニャと口を濁らせ続けたのはナイショ。
お経が終わった後は法話です。西本願寺で僧侶の学校の先生をされている中西昌弘さんから、仏教の教え・人の世の理(ことわり)などをくだけた口調でお話いただきましたが、正直わからない。あと10回聞いてもきっとわからない。あと100回くらい聞いたら少しはわかるかもしれないので精進精進♪
最後は恩徳讃を合唱して4時前におつとめは終了。正直、最初から最後まで日常では目にしない空間のなか、お経を読んでる時はちょっとした没入・興奮状態になって「非日常感」を楽しめたことに少し驚きました。「心が洗われる」ってこういうことなのかもしれません。終了後に列席者の方が自発的に会場の後片付けをされていたのも素晴らしかったです。最後、寺総代だけが残った会場で受付整理と次回寺行事の打合せ日を決めて終了。
新米寺総代はこれから無事に役目を果たしていけるのか、我ながらちょと心配(^-^;。
(編集長 中西 学)