船坂住民数珠つなぎ 糀窯:長瀬真弓さん

20160723船新記事(数珠つなぎ長瀬真弓(糀窯)さん) 画像データ 加工

1班の中に14年前から陶芸教室をかまえる「糀窯」さん。今回はその糀窯さんにお邪魔して、船坂陶芸クラブの講師としてお世話になっている長瀬真弓さんにお話をお聞きしました。初対面のくせに根掘り葉掘り聞きまくる失礼なインタビュアーですが、爽やかな笑顔で優しくご対応いただきましたです(;^_^

-糀窯さんは、どこかの飲食店さんが運営されているとか?
長)夙川、住吉、三宮に居酒屋をもつ「酒肴」という会社です。社長が日本酒だけでなく器にもこだわってるので、店で使う什器も自社で神戸市中央区に窯をもって作ってたんですね。そこで私は働いてたんですけど、社長が船坂の「山のパン屋」さんやその前の「daddy’s cafe」のオーナーさんたちと知り合いで、神戸の窯が手狭になってきたころに「船坂にいい場所がある」と聞いたんです。で、船坂に窯を移転して陶芸教室もすることになり、そのまま私もここで勤めるようになったんです(笑)。

-船坂に来たときの印象はどうでしたか?
長)通勤は1時間もかからないし、私も自然の多いところが好きなので、船坂自身に不便さや不満はなかったんですが、移転前の土地に残っていた廃棄物等が大量にあったうえガスもなかったので、とにかくオープン前の準備が大変でした。毎日がキャンプ状態のなかでとにかく準備にあけくれた日々でしたね。

-糀窯はいつ開いてるんですか?
長)教室は火・金以外の10時~17時30分で、最初は手ほどきしますが、その後は基本、時間内に自由に来ていただいて自分のペースで楽しんでもらうスタイルです。構えることなく気軽な気持ちで陶芸を楽しんでほしいんです。教室のお客さんは最初は神戸の時代から継続して来られる方がほとんどでしたが、船坂のビエンナーレに参加させてもらってから、船坂の方々とのお付き合いがはじまり、今は月2回の陶芸クラブで船坂の人たちと一緒に陶芸しています。手よりも口のほうがよく動いてるのが、また楽しいところなんですよ(笑)。

-さえずり声が今にも聞こえてきそうです(笑)。最後に長瀬さんご自身のことをお聞かせください。
長)船坂住民でないのですごく恐縮してるんですけど…。神戸市中央区生まれで、アパレル会社に勤めてましたが、海が好きでスキューバダイビングの仕事に転職しました。沖縄やモルジブで働いてましたが、日本に帰ってから縁あって今の社長の会社に入ることになって、今まで全くやったことのない陶芸の世界に飛び込みました。
船坂では陶芸教室をしながら、お店の什器作りも続いていて、夜遅くまで作業することもありますが、マイペースで出来るのがいいですね。夏は草刈り、冬は薪割りが大変ですけど、社長や手伝ってくれる方もいて何とかやっています。
あと、陶芸をはじめてから海関係のことは全くしてなかったんですけど、今年になってウィンドサーフィンを習い始めました。陶芸も海も、やっぱり楽しいですね(笑)。

(インタビュアー 中西 学)

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