7月27日(土)午後、船坂里山学校ランチルームに20名ほどの人が集まりました。開始前の室内はなんだか期待感に満ちあふれていました。
開催されたのは、講師に宮城 新さんをお迎えした講和「ユーモアと健康」です。
宮城さんは会場に入ってこられた時からユーモアオーラをまとっていて、自己紹介からみんなの心をつかんでおられました!
まずはじめに障がい者スポーツのお話から、レクリエーションで盛り上がり、参加者を巻き込みながら実演をしていただきました。鈴の入ったボールを使った“サウンドテーブルテニス(盲人卓球)”やテニス、“ゴールボール”は、目の見えない人が耳に集中して楽しむスポーツです。実演中は時おり「目をつぶった方がうまいですね」なんて、笑いを起こしながら、楽しく知ることができました。
そんな宮城さんが“笑い”に注目するようになったのが、西宮市社会福祉センターに勤めているなかで、ある障がい者の方とのやり取りがきっかけだったというエピソードを聞かせていただきました。エピソードは、これまた参加者を巻き込んだ(!)即興寸劇が繰り広げられており、船坂の人ってこんなにノリが良かったんだ…!(個人的感想です)と驚きました。そしてその“笑い”が健康になるという結論に至ったのち、会は休憩に入ります。この時開始から1時間ほどでしたが、宮城さんはまだ話したいことの半分くらいしか話せていないと言われており、聞いている方もあっという間に時間が過ぎた感覚でした。
休憩後、落語の出囃子がかかり、今度は和装に着替えた「天満屋 新笑」さんが登場します!
演目は「平林」、字の読めない丁稚のお話です。30分ほどの噺がほんとにあっという間に感じるくらいプロのようなしゃべりで、たくさんの笑いが起きていました。
最後に、誰もができるスポーツについて、どこでもできて・みんながルールを知っている、という時代はもうすぐそこまで来ていること、みんなが笑顔でできる、そんな時代になれば、という願いをこめて、お話は終了となりました。
本当に熱い思いを感じる、楽しい充実した2時間でした。
みなさん笑顔で帰って行かれたことが印象的です!
(編集委員 西口 かおり)