朝から雨が降るか降らんか、降ってもいっときか続いてか、どうにも予測をつけづらい空模様の平成30年8月15日。8月15日はお盆・終戦記念日・夏の高校野球11日目2回戦と、日本国中いろんな行事が行われますが、ここ船坂では毎年恒例「夏の盆踊りの日」と決まっているのです(^_^)。
今年は「準備の段階から取材してみよう」と思い立ったので、盆踊りの全準備をする自治会の三役・隣保長による自治会役員が集合すると聞いた14時に、盆踊り会場となる里山学校を訪ねてみました。学校グラウンドではまだ設営されていませんでしたが、出店機材や櫓に取り付ける笹等は既に準備済。当然のことながら盆踊り当日に向けた各種雑多な運営手配調整がされているわけで、当日準備は氷山の一角なのであります。とはいえ、当日の準備だけでもいろんな作業で”てんやわんや”な訳ではありますが…エライコッチャ>ヽ(ヽ゚ロ゚)(゚ロ゚ノ)ノ<エライコッチャ
まず会場に電気供給と照明・音響の設営業者さんが到着。続いて自治会役員の方々がテントや提灯用電線等の備品とともに到着。昨年がそうでしたが雨の場合は体育館で実施の場合もありますが、どうやらいったんはグラウンドで設営を進める模様です。
まずはメインとなる櫓の組み立て。1年に1度なので組み立てる時の隣保長同士の”どうやった?””こうやったかな?”のやり取りは毎年の風物詩(;^_^。かたや業者さんは電気線の段取り。提灯用電線は電球・提灯をつけてからでないと上にあげられないので注意が必要。
櫓完成後、化粧は後回しにして2手に分かれて1組は来賓・出店・音響用のテント設営。大中小3つのテントを自治会役員13人だけで組むのでなかなかの重労働(なのでほんの少しだけお手伝い)。もう一組は提灯用電線に電球と提灯を黙々とつける作業。地味だけど先にやっておかないと電気作業が進まないので、とても大切なお仕事なのです( *゚ω゚))ウンウン。
これらが完了しても準備はまだ終わりません。長机と椅子の運び込みに設置、櫓の化粧が残っています。運び込みに軽トラは絶対に欠かせない必要アイテム。農家の多い船坂では軽トラ調達に不自由することはなく、これが船坂の(というか田舎の)一番のメリットかも? こんな具合でグラウンドが徐々に盆踊り会場の形になってきました。
その一方、出店を担当する県民交流広場や善商学園の方々も徐々に集合。当日の出店は飲み物とフランクフルト(自治会)・焼きそば(県民広場ランチグループ)・かき氷(県民広場カフェグループ)・ポップコーン(善照学園)のラインナップ。紹介を兼ねてるのでクドめのご紹介はご容赦ください<(_ _)>。
ポップコーンの試し作りや焼きそばの仕込み等、ランチルームの内外を使って、出店グループも徐々に忙しくなってきました。
そうこうするうちに櫓の化粧も完了し、盆踊り会場は出店の準備を除いて16時30分頃にほぼ終了。自治会役員さんたちはほっと一息の時間でいったん休憩タイム。
かたや出店グループの人たちはここから会場準備。調理機材・のぼり・チラシのセッティングで徐々に出店らしくなってきました(^_^)。船坂盆踊りでは毎回開催前に、SC21船坂の協力で市販ではありますが打ち上げ花火を景気づけにあげております。今年も段ボールいっぱいの打ち上げ花火がSC21船坂メンバーの手で運ばれ、18時頃からセッティング。徐々に薄暗くなってきて提灯の明かりも綺麗に浮かび上がってきました。
盆踊りは18時30分スタートで20時30分終了予定。17時頃に大きい雨粒がチラホラ降りだしてきましたが、既に会場はセッティング済。このまま降ってこないことを祈るばかりですが、はてさてどうなりますことやら……m(゚- ゚ )オネガイフラナイデッ!。
18時30分になりました。予定では盆踊りの子どもの部(妖怪ウォッチ音頭)が18時30分から19時10分までで、19時10分から21時までが大人の部(船坂音頭・阿波の重良兵・炭坑節)の2本立て。雨もまだ降りだすことなく、天気は何とか持ちこたえています。
盆踊り会場の司会・受付・出店補助を受け持たれる隣保長補佐の方々も集まり各自スタンバイ完了、出店も準備完了です。が、人が来ない……キョロキョロ(・・*)(*・・)キョロキョロ。
”だ、だ、大丈夫か?”と不安になりましたが、善照学園の子どもたちがたくさん来てくれたあたりから徐々に人が集まりだしました。なので開催時の花火も打ち上がり、船坂盆踊りの開幕です。
出店に人が集まりそうだったので、その前に出店の食べ物をGETすることに。一人なのになぜかフランクフルトは2本購入(食べすぎです)。一品除いて(どれかって? それは口が裂けても言えません(;^_^)。全部美味しかったんですが、写真撮影があまりにも下手くそで全然おいしそうに見えないのが情けない。出店の皆様、本当にごめんなさい<(_ _)>。
また、子どもの部は結局、踊る子どもたちが誰もいませんでしたが大人の部になると踊る子どもたちもいました(小中学校で踊りを習ってる?)ので、無理に子どもの部を設ける必要もないのかなぁと思ったり…。
ガツガツ食べている間に19時10分になり、大人の部が開幕。ただ、この時から雨が降り始めてきてしまいました( ノД`)シクシク…。ずっと続きはしないものの強かったり弱かったり降ったりやんだりの繰り返しで人が少なくなり、会場に人はいるものの実際に踊る人が徐々に少なくなっていったのが残念。
途中の休憩時に来賓のご紹介等、大人の事情セレモニーをはさみつつ、ここで2回目の花火打ち上げ。開幕時の花火よりも大量の花火があがって会場のあちこちからこの日一番の子どもたちの歓声があがりました。花火の写真も撮ったのですが、あまりも撮影が下手過ぎて花火写真は断念。実際に花火を見たい方は来年の船坂盆踊りにぜひお越しくださいませ。
雨は相変わらずでしたが、司会から”最後の踊り”と宣言された時はさすがに踊り手も少し増えて賑わったなか、平成最後の船坂の盆踊りが終了しました……のは参加者の皆さんのお話。自明のことではあるものの見落としがちなこと。そう、運営側は実はまだまだ船坂盆踊りが終わっておりません。参加者の皆さんが帰られた後、時間をかけて準備した設営ほぼ全てを、今度は同じ量だけ撤収・片付けしなければならないのです(゚ロ゚;)ヒョェーッ!!。
長机や椅子など先に片付けできるものをしているうちに業者さんも撤収作業のために到着。祭りの後の何だかうら寂しい感傷めいた思いもなんのその、最後の力を振り絞って自治会役員さん・出店関係者さんたちが片づけを進めていきます。私が帰る時もまだ自治会役員さんたちはテント前で片付け関係の話をしていましたし、一部の出店関係者さんたちもまだ洗い物が残っていたはず。本当にご苦労様でございます<(_ _)>。
皮肉なことに片付けが始まったとたんに雨はやんだのですが、これは船坂の神さんが片づけの苦労をおもんばかって、皆が少しでも片付けしやすいようにと気を配ってくれたのかもしれません(^_^)。
最後に申し訳ないのですが勝手な心配事をひとつ。今まで書いてきたように盆踊りの当日の運営は肉体的にキツいものがあります。が、船坂全体が高齢化しているので当然、運営側の人材も高齢化が進んでいます(隣保長のなかには80歳を超えた方もいらっしゃいます)。盆踊りは夏の暑い盛りのイベントでもあるので、適度な休息と水分補給等の熱中症対策はもとより、高齢化が進む運営側人材の体力的負担を少しでも軽減できるよう、少しでも若い人材(40歳代~60歳代前半)を確保する策を早期に考えて実行していく必要があると思われます。
何はともあれ平成30年の船坂の盆踊りは無事終了。つたないレポートもこれで終了。なんやかんや言っても、来年の船坂盆踊りが無事行われることを願ってやみませんm(゚- ゚ )ライネンハセイテンニナリマスヨウニ・・・。
(編集長 中西 学)