船坂古民家再生 新たに始動!

お久しぶりです。以前、船坂新聞の編集委員として関わらせていただいていた河原安紀子(OKKO)です。地域の皆さまと一緒に新聞づくりをしていた日々は、今でも私の大切な思い出です。また、船坂ビエンナーレや陶芸イベントでは大変お世話になり、本当にありがとうございました。

さて現在、私は「Re Minka LAB(Re 民家ラボ)」という古民家再生の取り組みを進めています。この活動は2025年5月からスタートし、毎月1回の活動を予定しています。舞台は、船坂・有馬街道に残る築150年以上の茅葺き古民家です。これまで長く放置してしまい、地域の皆さまにはご迷惑をおかけしていたかと思いますが、これから少しずつ手を入れて直し、地域の財産として再生させていきたいと考えています。

古民家をただ壊すのではなく、昔の知恵や大工の技術を学びながら、次世代へ受け継ぐことを目指しています。古民家好きの方や、ものづくりに関心を持つ人々と一緒に、床板を剥がしたり、土壁を落としたり、畑を耕したり――。実際に手を動かしながら古の暮らしに触れる実践型の活動です。

古民家には、不便さや暗さもありますが、木や土のぬくもり、自然と調和した空気感など、現代住宅にはない魅力が宿っています。それを再発見し再生することは、単なる改修ではなく「地域の記憶を未来へつなぐ営み」でもあります。参加者からは「まるで自分の田舎に来たような感覚」「昔の人たちの知恵に驚かされる」といった声も寄せられています。

そして今年11月には、船坂地域の恒例イベント「船坂マルシェ」が開催されます。この日に合わせて、Re Minka LABでも古民家の現場を公開し、見学や簡単な作業体験を予定しています。また、ビエンナーレで活躍されたアーティストの有志が集う特別企画も行われる予定です。マルシェの賑わいと芸術の交流、そして私たちの古民家再生の現場をあわせて体験していただければ、船坂の魅力を一層感じていただけると思います。

どうぞ11月の船坂マルシェの際には、ぜひRe Minka LABの現場にも足を運んでいただければ嬉しく思います。

(OKKO)

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