夜になっても暑さが残る、とある晩の船坂公会堂。ドン・ドンと太鼓の音がなり、船坂音頭の節が響きはじめます。8/15(火)の夏の盆踊りを前に6月末から毎週金曜の晩、音頭保存会の皆さんの練習が行われてきました。
太鼓2基をイスに据え、太鼓前には音頭取りがイスに座って節をとります。自治会三役等も参加し、盆踊りが将来も続けていけるように・・・と活動しています。
音頭は一曲あたり約18分。船坂音頭と阿波の重良兵の2曲だけで30分超で、実際に太鼓を叩き音頭をとるのにも体力が必要ですが、今は音頭取りと太鼓役が2名ずつしかいません。
櫓からの生の音色と船坂の風情が楽しめる夏の一夜は、新たな担い手(特に音頭取り)が出てこないともう味わうことができません。保存会に新たな担い手が本当に求められています。
(編集長 中西学)