とある日、消防屯所近くの平木地域に「ドローン」の姿を目にし、どうにも気になって仕方ありません。そこで活動主体「やまびこSKY」の山本惣太朗さん・森田玉美さん・場所提供の山﨑文夫さんに船坂公園近くの現地でお話をお聞きしました。
「やまびこSKY」は国交省航空局より認定を受けたドローン操縦、農薬散布や様々な撮影など、ドローン全般のサービスを提供する団体です。広島出身の山本さんと森田さんらの3人兄妹が団体を立ち上げ。3人別々の仕事がありつつも両親が3人協同の活動を望まれたので、親孝行に繋がるとの想いから約1年前に活動開始。「やまびこ」は、父の「山(やま)本博彦(ひこ)」からつけられました。
講習拠点は山本さんがいる広島に2箇所、森田さんが西宮で保育勤務している関係から、ここ船坂に1箇所の計3箇所。講習には操縦実技場所が必要ですが、森田さんと交流の深い山﨑さんが平木所有地を無償で貸し出しされました。その条件は、近隣に迷惑をかけないことと、船坂の活性化に協力することの2点。ドローン飛行への疑問や心配事があれば、充分にご説明しますとのこと。活性化協力では1回3,300円のドローン体験を船坂住民には「無料」で実施されていますし、何よりも講習場所近辺の方々のみならず船坂全体と交流を深め、ゆくゆくは地域のために何か役立ちたいと考えておられました。
ドローン操縦は航空法をはじめ土地地上権(空中使用権)や個人情報保護法など、数多くの法律・規制が関係します。加えて事故リスクを抑える必要があるため充分な訓練が必要なのに、操縦資格にかかる法整備は現在進行中で、講習内容も団体によってバラツキがあるようです。「やまびこSKY」では認定団体として責任ある講習の実践を掲げられていて、座学はもとより実技においても確実な技術習得のために、受講者の費用コストを考慮した講習を心掛けられている。
「やまびこSKY」ホームページ:https://yamabikosky.or.jp/
取材中、終始なごやかな表情でありながら、ドローン講習に関する時は真摯な表情で話されていたのがとても印象的でした(^_^)。
(編集長:中西 学)