今年も船坂里山工房の皆さんによる「味噌作り講習会」行われました。日程は1月15日(日)、1月29日(日)、2月5日(日)の三日間で、私は1月29日に取材させて頂きました。
お味噌の仕込みは、冷え込みの強いこの時期が旬のようですが、十年に一度の寒波の後だったせいでしょうか、当日は比較的穏やかな天候に思えました。
里山学校のドアを開けるとマスク越しに甘い大豆の香りに包まれました。
参加の方は18組。ソーシャルディスタンスを取って長机1つに1組なので、ランチルームはいっぱいという感じでした。
材料は、いつもの船坂米の麹、兵庫県産大豆、お塩のみです。麹の準備に4日間、豆の準備は2日前からで炊くのにも大きなお鍋で3時間との事、講習会では、お味噌づくりの一番楽しい工程をして頂いているのですね。
柔らかく炊かれた豆をマッシャーでつぶし、お団子状にし、容器にぶっつけながら詰めておられました。とても手慣れた方、スタッフの方に質問し書き止めながら進めておられる方等様々でした。スタッフの方も1つ1つ机を回り丁寧に説明しておられました。その後、塩を振り、唐辛子を置いてラップをし、一旦完成です。
今回、私が気になったのは皆さんの容器です。タッパーウェア、シール容器、ガラス瓶、ホーロー容器、とても丈夫なフリーザーバック、立派な梅壺!とこちらも様々でした。 1時間程度で作業を終わられ、今回も昨年のお味噌でお味噌汁が振舞われました。具はサツマイモ(紅あずま)、白菜、シメジ、お揚げ、大根、人参、葱と具沢山で、美味しいねの声があちらこちらで聞こえる中、「甘いのですが、お砂糖入っていませんよね?」と聞く方もおられました。「麹の甘味ですよ」とスタッフの方。倍麹のお味噌ならではでしょうか。年末に出来上がるとの事で、今から楽しみですね。ありがとうございました。(編集委員 塩貝 聖子)