10月27日(日)、船坂三大行事の一つ山王神社の秋祭りが行われました。 お天気に恵まれ、少し日差しが強いかなと思われるくらいの秋祭り日和となりました。
今年も滞りなく宮入りを終え、お神輿が繰り出しましたが、おや、いつもと何かが違う。 担ぎ手の減少により、大きい方のお神輿にこまが付きました。曳き手は10人ほどになりましたが、坂の多い船坂の事、下りが怖いと仰っていました。 お神輿をお迎えする方は、低くなったお陰で近くで見る事が出来、「綺麗な飾りがよく見えるようになったね」等の声も聞かれました。
今年変わったのはお神輿ばかりではありませんでした。10班まで来ると、昨年まで各家の軒先に掛けてあった提燈が、なんと接待の場所にずらりと飾られていました。10班の付近は船坂の中でも坂がきつく、昔は家の前を巡っていたお神輿も、近年は担ぎ手の減少で坂の下の接待場所までになっており、折角なので見える場所にと発案されたそうです。とてもお祭りらしい雰囲気になっておりました。
また、子供達が興味津々で宮司さんを取り囲み、何かしらお話を伺っている姿もみられました。どんな質問をしていたのでしょう。
神社の境内の方は、今年も里山学校加工グループのおでん、青愛協のイライラ棒、たこ焼きを出して頂き、新メニューは紅白お餅の販売でした。いつもながらおでん種の大きさにびっくり。とても食べ応えがありました。
豊穣を祝う秋祭り、少しずつ形が変わりながら、受け継がれていくものが伝統行事なのだなと思わされる秋の一日でした。