歴史 Vol.7 遠矢地蔵(永井地蔵) 7『遠矢地蔵(永井地蔵)』船坂から金仙寺に下る丁度中間あたり、「田尻橋」を過ぎた東側に一体の地蔵さんが祀られています。遠矢(谷)地蔵とも、永井(長屋)地蔵とも呼ばれています。善照寺本尊の阿弥陀さまが、播州加東郡から夢のお告げで僧に負われて船... 2016.05.23 歴史民話
歴史 Vol.6 御前墓の話 6『御前墓の話』船坂墓地(船坂川の西岸付近)の入り口に「御前墓諸霊」の墓碑が建っています。故小桜和子氏の建立(昭和六十二年)で二十六人の賛同者名が彫られています。ある夜、小桜氏の枕元に「霊を是非祀ってほしい」と現れ、賛同者を募って建立された... 2016.05.23 歴史民話
歴史 Vol.5 コイツカの話 5『コイツカの話』千三百年程前に行基菩薩が有馬温泉に行かれる途中、船坂まで来たところ旅の疲れで 倒れそうになり、食べ物を所望されたところ、村人は鯉を料理して差し出しました。鯉を食べて元気になった行基菩薩はおおいに喜ばれ、鯉の骨を埋め、塚を建... 2016.05.23 歴史民話
歴史 Vol.4 白滝姫の涙水 4『白滝姫の涙水』有馬に向かい、船坂の集落を離れて一㎞程進むと蓬莱峡によく似た景観の場所があります。村人は白水峡と呼び、白水川と呼ばれる川が流れ、船坂川に合流しています。それは遠い昔、奈良時代、摂津国丹生山田の住人、矢田部郡司の山田左衛門尉... 2016.05.23 歴史民話
歴史 Vol.3 呑兵衛酒屋の話 3『杢兵衛酒屋の話』「有馬への途中、船坂村に茶店あり、「杢兵衛」という、旅人に知られたる居酒屋なり。有馬まで一里、山中過ぎて都の嵐山の景あり、言語にのべがたし」と【摂州名所荒増巡覧】に書かれているようで、旅人はこの茶屋で一服するのが常でした... 2016.05.23 歴史民話
歴史 Vol.2 しぶ柿の話 2『しぶ柿の話』船坂には「くぼ柿」という種類の柿が多く、その殆どはしぶ柿でした。平安時代のこと、弘法大師が船坂をお通りになったとき、きれいな柿がなっていたので、その柿を所望されたところ、こんな乞食坊主にやるような柿はないわいといって村人はあ... 2016.05.23 歴史民話
歴史 Vol.1 茄子のたたりという話 1『茄子のたたりという話』シンシンと雪の降る夜のことじゃった、一入の老へが表の戸を叩きました。「有馬に行く途中でずがこの吹雪にあいました。一晩泊めて下さらんか」人のよいお百姓の弥太八は気軽に承知し中に入れ、いろりばたに招きました。赤々と燃え... 2016.05.23 歴史民話
歴史 船坂の民話 (船坂新聞の連載抜粋) 船坂の民話 この船坂の民話は、船坂新聞に平成24年1月号から11月号まで連載されたもので、坂田芳郎さんに投稿していただいた12の民話原稿をまとめたものです。この内、11『船坂川(七合川)』は、船坂新聞に掲載できなかったため、ホームページで紹... 2016.05.23 歴史民話
寒天の回想 Vol.5 寒天の出荷、寒天づくりの終息 5.寒天の出荷 (文:宮本 守)寒天は3月ごろより、通い職人の“かよいさん”と呼ばれる女の人達により、選別され荷造りされて、桜の咲く4月頃になると、出荷が始まります。昔、中国に輸出していた頃には、一握りの細寒天を赤い紐で束ねて、荷造りをして... 2016.05.23 寒天の回想歴史
寒天の回想 Vol.4 寒天づくりの工程 4.寒天づくりの工程 (文:宮本 守)寒天は、次のような6つの工程を経て完成させます。(1)さらし(天草の洗滌) (2)天草の煮沸(3)しぼり(寒天液をしぼる) (4)かいこし(寒天液を小槽(ふね)に移す)(5)てん出し(トコロテンを... 2016.05.23 寒天の回想歴史