船坂からの別れ…としか思えない阪急バス時刻改定

 4月上旬のある日。妻から「阪急バスがえらい事になってる!」と聞きました。阪急バス便が約2時間に1本と激減した記事を書いたのが約4年半前。今回春の時刻改定では大減少のなんと最小「1日2便」に。「これ以上悪くならんやろう」と高を括っていたのが悔やまれます…。詳細は対比時刻表を見てもらうとして、この状況を目の当たりにするともう「阪急バスは船坂地区を見限った」と思わざるを得ません( ノД`)シクシク…。

 あくまで記述者個人の意見ですが「宝塚行きで往復の通勤通学想定便を船坂のために残した」「船坂のためにハイキング乗客者を多く見込んで便数は確保した」などの建前意図も伺え、阪急バスへの信頼関係も正直、雲散霧消しました。現実的にこの運行計画は、歴史的に船坂日常生活圏内だったがゆえに通院等で今も宝塚に向かう、運転できない生活者にとっては「無理」でしかない計画だからです。

 残念ながら今後は宝塚を生活圏内から外さざるを得ない状況です。それは現時点で運転できない船坂生活者はもちろん、今後高齢等で運転出来なくなる船坂生活者も含まれます。なので、宝塚を生活圏にしていた方には寂しい話ですが、まずは買物・かかりつけの医院などを「やまなみバス」のルート範囲に生活圏を移していくこと、そして生活圏維持交通となる「やまなみバス」を継続確保する地域活動を今後は必ず行うこと、が大切だと思います。これで「やまなみバス」が消滅してしまったら、船坂から生活者は完全に消滅していくことでしょう。

(編集長 中西 学)

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