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船坂住民数珠つなぎ 岡本憲(あきら)さん[株式会社 加登]

 船坂と生瀬・宝塚を結ぶ県道51号線に面し、奥に船坂里山学校がひかえていることもあって船坂住民にはお馴染みの株式会社加登西宮店。今回は西宮店の店長を勤められている岡本憲(あきら)さんから話をお聞きしました。すごくしっかりされていて、思わず相談事を話そうとする自分に気づき、少しあせってしまいました(;^_^。

―加登さんはいつ船坂に店をかまえられたんですか?
岡)西宮店は昭和52年の白水峡公園墓地オープンにあわせて開店しました。私が店長になったのは令和3年10月と最近ですが、入社後の初勤務地は実はここなんです。最初の数年は職人として働いていました。

―職人さんって具体的にどんなことをするんですか?
岡)お墓の据付や文字の彫込み等です。作業は3人程度でクレーンが使える時はいいですが、使えない場所だと台車だったり担いだり、人力で運びます。文字の彫込みもたいていは墓地・霊園の現地で行うんですよ。職人仕事を約5年続けた後、異動で営業職につくことになり、船坂で10年ほど営業していました。営業は全くの未経験でしたが、不思議なことに不安はほとんど感じませんでしたね。その後は転勤で船坂を離れて大阪市内などで働いた後、西宮店に戻ってきて店長を務めることになったんです。

―こういうお墓の営業というか、そもそも加登さんのお仕事はどのようなものになるんでしょうか?
岡)お墓の建立・修理・霊園の紹介などはもとより、お世話ができなくなることでの墓じまいやそもそもお墓を設けない永代供養まで、様々な仕事があります。営業といっても基本はやはりお客様からのご相談がほとんどですが、宗派の違いや後々の管理の問題、遺族間の考え方の相違での悩みなど、相談内容は本当に多岐にわたっているので、まずは聞き手としてじっくりとお話を聞かせていただき、そこから最善の解決策を提案していくように心がけています。

―船坂の印象は何かありますか。
岡)初めて来たときはお店がほとんどなかったので昼食なんかは弁当持参が絶対でしたけど、今はお店がだいぶ増えた印象がありますね。あと、昔ほどではないものの冬場はやっぱり寒いです(苦笑)。船坂は各方面の市街地に近くて「都会の田舎」という感じで仕事上での立地はとても良いところだと思いますよ。

(インタビュアー:中西 学)


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